香川県のスクールソーシャルワーカー向け研修で共同養育を伝えてきました!

3月に、教育現場で初めて「共同養育」についてお話しする機会をいただきました。このブログでは、その研修会の成果を皆さんにご報告しつつ、これからの展望についてもお話ししたいと思います。

令和6年3月18日、香川県のスクールソーシャルワーカーの皆さんを対象に、「子どものために知っておきたい共同養育」というタイトルで講義をさせていただきました。

実は、私自身、りむすびの共同養育コンサルタントとして学ぶまでは、「共同養育」という概念を知らなかったんです。でも、この大切な考え方を子どもたちに関わるスクールソーシャルワーカーの皆さんにも知ってもらいたいと強く思うようになりました。それで、私が参加していた研修の担当者に相談したところ、今回の研修会でお話しする機会をいただけることになりました。

研修後のアンケートでは、参加者の85%の方が「今後の仕事に役立てたい」と答えてくれました。特に、共同養育に関する新しい知識や、第三者機関やADRについての新しいリソースが得られた点が評価されたようです。また、親権や監護権、保護者の概念について触れた部分も「役立った」という声が多く寄せられました。

今回の研修を通して改めて感じたのは、「共同養育」という考え方がまだまだ広まっていない現実です。研修中に「共同養育を知っている方はいますか?」と聞いてみたら、知っている人は1割にも満たない状況でした。子どもに関わる専門家である私たちがそうなら、離婚の現場に直接関わらない人にとっては、ほとんど耳にしない言葉だと思います。

共同養育にはさまざまな形があって、「こうでなければならない」なんてルールはありません。大事なのは、離婚後も両方の親が子育てに関わることで、子どもにとって最善の環境を作ることです。別居親さんが子育てに参加することで、親同士が互いの立場を理解し、より良い子育て環境が整うと信じています。それが、子どもの健やかな成長につながると考えています。

今後も「共同養育」の大切さを多くの人に伝えていく活動を続けていきます。私はスクールソーシャルワーカーとして、特に教育現場を中心に、この考え方を広めていきたいと考えています。

このブログを読んで興味を持たれた方、ぜひお話しを聞かせてください。また、こういったお話をさせていただく機会があれば、とても嬉しいです。皆さんからのご連絡をお待ちしています。

最後になりますが、今回の研修会でお話しする機会をくださった香川県の皆さんには、心から感謝申し上げます。りむすびについて詳しい情報を知りたい方は、ぜひこちらまでご連絡ください!

https://www.rimusubi.com/

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